ヌカベ世代感
H.S
“修験者”のごとく
後輩と一緒に技術レベルをアップ
PEOPLE – 2
生産技術課 2013年入社 機械工学科卒
H.S
修行のような1年で、
基本的な技術を継承
機械加工から組立、コイル製造まで幅広い製造技術を持つヌカベでは、生産技術の領域も当然幅広くなっています。そのなかで、私が担当しているのは、バルブや電磁弁といった組立品の性能試験に関する工程設計や既存の試験装置の保守・メンテナンス、既存ラインの改善等です。顧客の求める性能になっているかどうかを検査するため、自社で試験機を造ることもあります。最初は、この道30年以上という経験豊富な師匠のもとで、まさに修行のような毎日。厳しかったですが、おかげで1年後には基本的な技術を継承することができました。
数週間かかると言われた復旧を
5日間で完了
印象に残っているエピソードとしては、性能試験装置がPCの故障で動作不能になったことがあります。メーカーに連絡したところ、PCのOSが古く新しいOSのインストールや調整で復旧に数週間かかると言われてしまったのです。性能試験ができなければ当然、製品を出荷できず、お客様のラインを止めることになります。大きなプレッシャーの中、近隣のシステム屋さんを回り、自分でPCの載せ替えに挑戦。5日間で復旧に漕ぎつけることができました。試験装置が問題なく稼働しているのを確認できたときの達成感は、今でも忘れられません。
専攻と違う分野でも、
住めば都のやりがいの大きさ
もともと大学で専攻していたのは、現在の仕事内容とは全く別の分野でした。それが、こうして油圧系の試験装置の生産技術を担当しているわけですから、不思議ですよね。でも、基本がモノづくりであることは同じ。住めば都で、今では大きなやりがいを感じています。しかも、最近になって後輩が配属されてきました。今度は、私が指導・育成していく立場になったわけです。といっても、この分野は道なき道を行くようなもの。会社がスキルアップをしっかりサポートしてくれるので、後輩と一緒に修験者のごとくレベルを上げていきたいと思っています。
Message
専攻にこだわらず
興味をベースに就職活動を
就職活動では、あまり専攻にこだわる必要はないと思います。私も学生時代の専攻は現在の仕事内容とは関係の無い分野でした。でも、大抵のことは入社してからでも十分学べます。まずは、自分の興味があることをベースに活動してみてください。
My favorite tools
作業性を大きく左右する
マイ工具
各種性能試験装置の調整・修理をすることも、私たちの大切な役割です。スピーディな対応が求められるだけに、作業性を大きく左右するマイ工具は、自分の納得のいくものを揃えています。